ツツガムシ病
ツツガムシ病
ツツガムシ病は、ダニの一種であるツツガムシに刺されることで、発症します。
ツツガムシ病 感染経路
感染経路は、農村や山村での作業や野外レクレーションなどで、草むらに入り刺されることが多く、都市部では比較的少ないようです。
北日本の一部に分布するアカツツガムシ、全国に分布するフトゲツツガムシ、東北から九州に分布するタテツツガムシが知られています。
古典型ツツガムシ病
アカツツガムシを媒介とし、春から夏に多いが近年は
少なくなっているようです。
新型ツツガムシ病
タテツツガムシ、フトゲツツガムシを媒体とし、秋から初冬に多い。
あまり発生しない地域では、発見が遅れ重篤になることもあり、死に至ることもあるそうですが、
刺されたら必ず発症するわけではないそうです。
発生のピークは、5、6月と11、12月で、種類や分布によって異なります。
60歳代から70歳代前半に多く、年間400~500人程度だそうですが、実際にはもっと多いようです。
ツツガムシ病 症状
ツツガムシは、卵からかえり幼虫になった数日間だけ地上にでて、哺乳動物をさして体液を吸います。
潜伏期間は、5~14日で、39度以上の高熱が出ますが、風と間違えるられることがあります。
また、刺されて数日後に体幹部を中心に発疹も出ます。
全身どこでも刺されますが、特にお腹やおしり、脇、背中などの柔らかい所を刺されることが多いそうです。
フトゲツツガムシ、タテツツガムシは刺されても痛みはありませんが、アカツツガムシに刺された場合は、
チクリとしますが見た目ではわかりません。
数日後に赤くなり、その後、黒いカサブタになりますが、痛みや痒みはありません。
刺し口近くのリンパ節、または全身のリンパ節が腫れたり、倦怠感や頭痛を訴える方が多いそうです。
ツツガムシ病を完全に予防する方法はありませんが、草むらに入る時は、長袖、長ズボンを履く、
虫除けスプレーを塗るなど、虫刺されを防ぐ工夫をしましょう!